出血をきたす病気 

  1. 排便後に便器が赤くなる程の出血があるときは、いぼ痔の可能性があります。時々飛び出していればいぼ痔は確実です。  
  2. 排便後ちり紙に赤い血がつき、ヒリヒリとした痛みがあれば、切れ痔の可能性があります
  3. 便の表面に血が付着し、痛みがまったくないときや、ドロッとした血の塊が出る時は直腸癌、大腸癌を疑います。大腸内視鏡検査が必要です。
  4. 腹痛(左側が多い)や発熱を伴い、やや多量の血便がある時は虚血性大腸炎を疑います。
  5. 腹痛も発熱もなく、大量の血便がある時は憩室出血を疑います。緊急内視鏡で止血が必要な病気です。
  6. 粘液の混じった血便が一日に何度も出る時は、潰瘍性大腸炎を疑います。特に30才代に多い病気です。
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痛みを伴う病気

  1. 重いものを持ったり、ゴルフスウィングをしたとたんに急に痛みが出現した時、おしりに痛みをともなったしこりを触れれば、血栓性外痔核です。静脈炎を合併するとさらに痛みが増します。つらい思いをしたくなければ受診してください。
  2. 排便後飛び出して元に戻らなくなり強い痛みを伴ったときは、嵌頓痔核です。放っておくと潰瘍や壊死をおこします。緊急の治療を要します。
    当院では、嵌頓痔核に対して、H18年2月以来硬化療法(注射治療)を行うことにより非常に良い成績を得ています。来院時痛みと脱出で普通に歩けない程の人が、当日治療後痛みもなくなり、普通に歩いて帰れる様になっています。
  3. 排便の時痛みを伴い、時に少量の出血をともなったら切れ痔です。慢性化したら排便時絶えず痛みがあり、排便が苦痛となり、便秘も悪化して悪循環に陥ります。(出血の項を参照)
  4. 肛門の周囲に痛みが出現し、排便時のみならず、座ることもつらくなります。肛門周囲膿瘍の状態です。38度前後の熱も出てきます。早めに切開して膿を外に出してやらないと、痛みも治まらず、膿が骨盤の奥の方へ広がり難治性の痔ろうになります。早めの受診が必要です。
  5. 肛門周囲にも癌はあります。

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肛門からの脱出をきたす病気

  1. 排便時にいぼ痔が肛門の外へ出てくるようになったら受診された方が良いと思います。この段階では切る手術を勧めません。排便時に痔が外に出て、指で押し込まないともどらなかったり、体を動かした拍子に痔が出てしまう状態は、処置の必要な状態です。 H18年4月から保険適応となったジオンによる注射療法であまりつらい思いをすることなく治ります。
  2. まずありませんが、ちょっといきむと直腸が緩んだ肛門から脱出して、戻らない状態は直腸脱です。横になって安静にすれば中に戻せます。手術の必要な病気です。
  3. 直腸の茎の長いポリープが、肛門から出てくることがあります。痔が出てきていると錯覚してしまいます。直腸ポリープは切除が必要です。

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