大腸内視鏡

 大腸がんは急増しています。大腸がんの早期発見、早期治療には大腸内視鏡が最も有効です。当院では年間840例前後の大腸内視鏡検査を行っています。3~4人に1人ポリープを認め、大半のポリープ、早期癌は外来治療でおこなっています。中には横に広がる大きな早期癌もあります。内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が必要となります。これは他院に依頼して切除してもらっています。

大腸内視鏡検査を受けられた方の経過観察

1. 早期大腸がん、20㎜以上の大きさのポリープ、10個以上のポリープを切除された方は
   1年後の再検
2. 3~9個の小さなポリープを切除された方は3年後の再検
3. 1~2個の小さなポリープを切除された方は3~5年後の再検
4. 異常のなかった方は5年後の再検が目安
以上が消化器内視鏡学会の大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドラインで推奨されています。

大腸内視鏡検査のご予約 TEL:079-293-2001

検査時間  PM1時~4時(月,火、木、金)

 検査の前に一度受診されることをお願いしています。服用されている薬のチェック、特に血液をサラサラにする薬を服用されている場合は、事前に休薬や薬の変更が必要となります。また便秘の方は検査当日の腸管洗浄液服用時に辛い思いをすることが多いため、便通の改善をしてから検査に臨んでもらっています。特に問題のない方も事前に来院されて、ささやかながらもお互いの信頼関係を築いてから検査に来ていただくのが理想です.

大腸内視鏡検査前処置(腸管洗浄液を飲んで腸の中をキレイにすること)

 自宅または院内(個室2部屋)で、約2時間かけて2リットル前後の腸管洗浄液を服用

大腸内視鏡検査の所要時間は15分前後、眠って検査を受けていただくこともあります。